kinoma create Meetup photo by K3+PENTAX 55 SDM f1.4
kinoma create はMarvellに買収されたkinomaが開発中のセンサーガジェット。Rasberry PIのようなワンボードコンピュータでタッチディスプレイ付き。加速度センサが内蔵されていて振動や向きによってプログラムの動作が変えられる。
横向きだと温度計で縦にするとラジオが鳴るとか…GPIOベースの外部センサも取り付けられたり...。
一番のポイントは開発環境でHTMLとJavascriptベースでアプリケーションが開発できるという。
ちょうど良いタイミングでPeterさんのインタビュー記事が掲載された。とてもよくまとまっている。
→『新しいデジタル機器の開発スタイルに、Webアプリ開発者を取り込みたい』
ラズベリーパイと同様、これだけでは何もできないので、動かすためのプログラムが必要だが、その開発環境がこのkinoma create のミソ。Webサーバーを内蔵していて、ユーザーはHTTPベース、XTML、Javascriptで本体をコントロール可能、DLNAと同じ仕掛けで、電源を入れると周辺機器を自動的に探索、Wifi経由でPCからプログラミング出来る。シミュレーターも充実していてちょっと何か作ってみようかという気にさせる。...意外に使えそう。:)
ワンチップメーカーのMarvell社が買収したkinomaという会社が生み出した製品。このリーダーはあのQuickTimeの生みの親 Peter
Hawdy氏(上記写真)で、今回の世界初のMeetupに直々に参加、Marvellに2年ほど前にJoin、現在SF在住の新米パパw、バスケさん(下記写真)が通訳をしつつmeetupを全体のリードをするという大活躍。Thanx!
そうそう、前回のBackspace.fmで紹介された時に、Peterさんがkinomaという社名の由来について、バスケさんに「きもの」に似てるからと答えた噺があって、今回改めて由来を聞いたところ、あれは冗談で、ギリシア語のkino(動く)とchinemaから来ているということだった。w
実際にモノを見て、kinomaというキーワードからちょっと目が離せなくなった。要注目。
実際の製品がいくらになるのかはまだわからないけれど、クラウドファンドindegoの価格は$99。インタビュー記事でPeterさんが話しているけれども、RasberryPiの何倍もするけれど、タッチディスプレイとかその他諸々の準備とか労力を考えると決して高いものではないと思う。
私は既に購入済み。おすすめ。:)
→ indiegogo:kinoma-create
(今回の写真はfunsfunsの企画でお借りしたPENTAX K3 + 55mmf1.4 SMC で撮りました。これもいい感じに撮れて満足。)