Ghost 4年目、始まる。

このブログで使っているプラットフォームGhostが3歳になった。そもそもKickstarterから始まったプロジェクト、歩みは遅いが着実に進化している。

最新Versionも0.79と1.0にもまだ満たないまだ進化中のプラットフォーム。「ブログを書く」ことだけに集中することを目標に掲げたプロジェクト。当初の目標を叶えるべく、ビジネス、システム両面で様々変化し続けてきた。

node.js, ember.js,handlebarsなどJavascriptベースのプラットフォームで、npmによる容易なインストールは他プロダクトを寄せ付けない。新しい技術をうまく開発に取り込んでいて、シンプルでカスタマイズもしやすいプラットフォームだ。

デフォルトでも今風でcoolなThemeが用意されているし、無料でも有料でも多くのThemeが利用できる。コードはOpenSourceであり、カスタマイズも可能。非営利組織であるGhost.orgが運営するGhost(Pro);DegitalOcean に加入するとリリース後、リアルタイムで最新版が使え、とチューニングされた環境でGhostを利用できる。node.jsが動く環境であれば無料でも利用できるが、自分はGhost開発へのお布施代わりにGhost(Pro)を使い続けている。

さて4年目を迎えて、Ghost(Pro)は大きく舵を切った。ブログの個人市場はもはやこれ以上は伸びないという判断。これからはメディアや出版といったプロが利用する分野に標準を合わせ、価格構成も大きく変えるようだ。正直、個人ユーザーがGhost(Pro)を今から使い始めるのは、少々敷居が高くなる。ただ現在のユーザーの価格は据え置かれる模様。もちろんそれはGhost(Pro)のことで今まで通りGhostそのものはOpenSourceだ。ユーザーは無料でこのシステムを使える。

当初の日本語の不安も今は、ほぼない。次期リリースでの完全なi18nへの対応も予定されている。デスクトップアプリケーションもリリースされた。モバイルへの対応も十分だ。Kickstarterから応援しているGhostプロジェクト、当面応援のためにも、しばらくはGhost(Pro)は使い続けようと思う。