ObsidianからX(Twitter)とFacebookへ同時投稿しつつ、Daily Noteにもログを残す方法【IFTTT Pro版】
「X(旧Twitter)やFacebookに投稿したいけれど、後で振り返れるようにObsidianの日記(Daily Note)にも同じ内容を残しておきたい」
そう思ったことはありませんか? 投稿してからコピペしてObsidianに貼るのは面倒ですし、Obsidianに書いてからコピペしてSNSに貼るのも手間です。
今回は、Obsidianの人気プラグイン**「QuickAdd」と自動化サービス「IFTTT(有料版)」を組み合わせて、「Obsidianで書いて送信するだけで、SNSへのマルチポストと日記への記録を一発で完了させる仕組み」**の作り方を紹介します。
この仕組みのメリット
- データは自分のもの: SNSがなくなっても、手元のObsidianに全ての投稿ログが残ります。
- 一元管理: あちこちのアプリを開く必要がありません。
- スマホ対応: iPhoneのObsidianアプリからもワンタップで投稿できます。
必要なもの
- Obsidian
- QuickAdd (Obsidianプラグイン・無料)
- IFTTT Proプラン (Xへの自動投稿に必須)
手順1:IFTTTで「受け皿」を作る
まず、Obsidianからのデータを受け取り、SNSに流すための設定(アプレット)をIFTTTで作ります。
- IFTTTで Create をクリック。
- If This (トリガー):
Webhooksを検索 >Receive a web requestを選択。- Event Name に
obsidian_postと入力。(※この名前は後で使います)
- Then That (アクション1):
Twitter (X)>Post a tweetを選択。- Tweet text欄の英文を消し、Add Ingredient から
Value1を挿入。
- Then That (アクション2 - Pro機能):
Facebook Pages>Create a status messageを選択。- Status message欄に
Value1を挿入。
- 作成完了後、Webhooksの設定ページの「Documentation」を開き、Your key(秘密鍵)をコピーしておきます。
手順2:送信用のスクリプトを用意する
ObsidianからIFTTTへデータを飛ばすための小さなプログラムを作ります。
- パソコンのテキストエディタ(メモ帳など)を開きます。
- 以下のコードをコピペし、IFTTTキーの部分をご自身のものに書き換えます。
JavaScript
module.exports = async (params) => {
// ▼▼▼ 設定エリア ▼▼▼
const eventName = "obsidian_post"; // IFTTTで決めたイベント名
const iftttKey = "ここにあなたのIFTTTキーを貼り付け";
// ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
// QuickAddから渡された "snsText" という変数を受け取る
const text = params.variables["snsText"];
// 空っぽチェック
if (!text) {
new Notice("⚠️ テキストがありません");
return;
}
new Notice("🕊️ SNSへ送信中...");
// IFTTTへ送信
const url = `https://maker.ifttt.com/trigger/${eventName}/with/key/${iftttKey}`;
try {
await requestUrl({
url: url,
method: "POST",
headers: { "Content-Type": "application/json" },
body: JSON.stringify({ value1: text })
});
new Notice("✅ IFTTT送信成功");
} catch (error) {
new Notice("❌ 送信エラー");
console.error(error);
}
}
- このファイルを
sendToIFTTT.jsという名前で保存し、ObsidianのVault(フォルダ)内のどこかに置きます。- 注意: 拡張子が
.js.mdにならないように気をつけてください!必ず.jsです。
- 注意: 拡張子が
手順3:QuickAddの設定(ここがキモ!)
QuickAddプラグインを使って、「入力画面を出す機能」と「スクリプトを動かす機能」をつなげます。
1. Capture(入力機能)の作成
- QuickAdd設定画面を開き、Nameに
Post To SNSと入力、Typeを Capture にして追加します。 - 歯車アイコン⚙️ をクリックして設定を開きます。
- Capture format を以下のように設定します。これが最重要ポイントです。
- 📢 {{VALUE:snsText}} #SNS- 解説:
snsTextという名前を付けることで、先ほどのスクリプトに入力内容を渡せるようになります。
- File Name には、いつも使っているDaily Noteのパスを指定します(例:
Daily/{{DATE}}.md)。
2. Macro(司令塔)の作成
- QuickAdd設定画面の Manage Macros をクリック。
- Nameに
SNS Post Macroと入力して追加。 - Configure をクリックして中身を作ります。
ここで**「順番」**を間違えないように設定します。
- リストから
Post To SNS(Capture) を選び、Addする。 - User Scriptsから
sendToIFTTT.jsを選び、Addする。 - 上から順に「1. Post To SNS」「2. sendToIFTTT」 となっていることを確認します。
- 逆だと動きません!「書いてから、送る」の順です。
手順4:いざ実行!
設定はこれで完了です。 Obsidianのコマンドパレット(Ctrl/Cmd + P)を開き、以下のコマンドを実行します。
👉 QuickAdd: Macro: SNS Post Macro
入力ボックスが表示され、テキストを入力してEnterを押すと…
- Daily Note にログが追記され、
- XとFacebook に投稿が飛びます!
スマホ(iPhone/Android)でも使うコツ
設定 > モバイル (Mobile) の「モバイルツールバー」に、このマクロコマンドを追加しておきましょう。 キーボードの上に専用ボタンが表示され、思いついた瞬間にSNS投稿&ログ保存ができるようになります。
まとめ
IFTTT Pro(有料)を使う必要がありますが、一度設定してしまえば「API制限」や「仕様変更」に悩まされることが少なく、非常に安定して運用できます。
「つぶやき」はフロー情報として流れて消えてしまいがちですが、この方法なら**「自分の思考ログ」としてObsidianに半永久的に蓄積**できます。ぜひ試してみてください。
※この記事は、一連の設定手順をGoogleのAI「Gemini3 Pro」にまとめさせたものを、そのまま掲載しています。
※ QuickAdd の「File Name」はあなたの環境の Daily Note のパスに合わせて設定してください。Obsidian の Daily Notes プラグインで設定しているフォルダと一致させる必要があります。
Gemini3にアドバイスしてもらいながら設定したまとめとしてブログ記事にしてと頼んだということでした。素晴らしい。w