Ghostを使う
10年来使い続けてきたプラットフォームをGhostに変えた。GhostとはKickstarter発のBloggingPlatoformの開発プロジェクトだ。
万能プラットフォームになり、より複雑になったWordPressから、ブログのためだけのプラットフォームを作りたいという、John O'Nolan氏のアイデアに賛同したFaunderから資金を得て、昨年、事業化した。
彼のアイデアはこのブログの投稿に詳しい。
ワードプレスは単なるブログプラットフォーム、それ以上のことを行ってしまうと…
彼の主張は、Wordpressは他のプラットフォームと比較してもブログプラットフォームとしてよりはコンテンツを管理するシステムとして使われていて、
WordPress, by anyone's definition, is no longer "just a blogging platform"
誰の定義においても、もはやブログプラットフォームではない。
でも、我々ブログを書く人が欲しいものは、ブログのプラットフォームであると。Ghostは、そのための
"JUST A BLOGGING PLATFORM"
進化の方向として、WPの目指す方向はまさに、他のブログプラットフォームが目指すようなCMSに向かいつつあって、それはブログを書く目的には複雑すぎるというが彼の主張。我々は書くためだけの、新しい"筆"が欲しいのだと。
Ghostはそのための"筆"。そしてGhostはOpenSoftwareであり常に進化する。コミュニティによってその進化はサポートされ続ける。(うまく行けば:)
Ghostのバックエンドはnode.js。Javascriptで書かれている。バックエンドがフロントと同じということは様々メリットを生むだろう。今後の開発も期待できる。すでにサポートするクラウド事業
者もぼちぼち出始めている。Ghost.org自体はGhost(Pro)という有料運営サービスで事業を行う。ただし、これも他事業者を排除したりしない、Openだ。将来にはクライアントツールの開発も視野にいれている。
Themaも充実しつつある。無料、有料のマーケットプレイスもある。
→この、様々外部で実現された機能を最大限利用するという方針、故、コメントの機能も省略されている。 Disqusのような外部サービスとの連携で実現すればよいという考え方。シンプルというのは決して出来ないことが増えるというのではない、必要最小限のものは用意できていて、あとは自由にRemixせよという思想。◎
このあたりの考え方はdrikin作のDriftWriterがまさにそうした思想で、Markdownの使い方とかPreview画面とか実に共通点が多いように感じた。ただ…
考え方は素晴らしいけれど、実装はまだまだで、ようやく形になってきたというところ。サービス価格も若干高め(1blog,10000View上限で月額$5〜)だし、開発(改善)のスピードも速い訳ではない。今では当たり前の国際語対応さえ完全というよりもバグだらけという状況で、日本語入力、IMの取り扱いが圧倒的にだめ...(ようやく最新版でタッチ端末からの日本語入力は問題なくなった)決して現時点でおすすめできるものではないが、流石に多くの支持を得たプロジェクトだけあって、さまざま、可能性はあると想う。(まぁ、だめなら変えればいいのだ)
ロードマップは公開されていて、国際化対応i18nは初夏のリリース(これとて、ホントに出るかどうかは...w)。これからも改善は続く。楽しみ。